自分は名無しでいい

windyakin (Takuto Kanzaki)
2 min readSep 10, 2019

同人誌をよく買う。

基本的に二次創作をしている人は尊敬するし応援はしているのだけど、自分の好きなクリエイターのTwitterをフォローして交流とかまではする勇気がない。自分がそれにふさわしいと思わないから。なんなら気に入ったイラストが流れてきてもふぁぼ(死語)すらしない。極稀に、最高に感動してどうしようもなくなったときとかに、匿名でメッセージが送ることができれば感想を送ることがある。それぐらい。

つい先日、久々に同人イベントに参加した。サークルスペースに行くということは、尊敬しているクリエイターが目の前にいる状態になるわけなので、最初は「応援してます!」とか「○○の作品が好きなんです!」とか伝えようかと思ったのだけど、相手から見たら自分はTwitterフォローもしてない得体のしれない奴なわけで。そんな奴から応援してますなんて言ってもなんだかなあと思い、結局「新刊、1冊ください」ぐらいしか言葉を発しなかった。

でもまあその人が作った同人誌を買ったということだけで応援しているということは伝わるんじゃないかなと思ったし、今どき匿名で応援メッセージを送れるサービスをやっている人も多いので、伝えたいときに伝えられる。

なんだかんだでやっぱりこの世界では「自分は名無しでいい」と、そう思った。

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