続・「ラブライバー抗体検査センター」とは何だったのか?またこのセンターの関係者A氏について

昨日、初日の出とともに沼津に現れ、たった2日で姿をくらました「ラブライバー抗体検査センター(以下、抗体検査センター)」に関する記事を公開した。それから一夜明け、店先に出店されていたダイヤコーヒー(1/1)と千本一(1/2)の双方から今回の件に関する説明がツイートされたことと、昨日から色々調べてわかったこともあるので、まとめる。

ダイヤコーヒーの説明

昨日記事を公開した時点ではダイヤコーヒー側がそもそもこの「ラブライバー抗体検査センター」の出店を把握しているのか怪しかったのであえて店名を出さなかったが、こちらは1/1に出店されていた店側の説明。

本年元日、「店先を利用したい」「歩道の使用許可は得ている」との事で申し出当初の銘と異なる抗体センターを銘を打ちます方へ店先の利用をマスターが許可しました。

しかし版権に対します2次的イラストの使用と金銭的やり取りをしているとお客様方々から連絡を受けまして撤収していただく様マスターへ私が連絡を入れました。

当店とは関わりがないと当人たちは張り紙をしていたようですが、午後には撤収を済ませていただきました。

今後このようなことが怒らない様、再発防止に努めてまいります。

また皆様の当店を想い大切にされている事をマスターと共有し、今後とも皆様をお迎えできたらと思っております。

皆様のご理解ご協力、誠に有難う御座います。

店側は「抗体センター(おそらく「抗体検査センター」?)」が店先に出店すること自体については把握しており、問題となる歩道の道路占用使用許可に関しても当人たちの説明によると取っているというので貸したようだ。ただその説明の時点で抗体検査センター側がラブライブ!を使用するということについてされていなかったようである。

説明文中にある店との関わりがないという張り紙があったということも事実であることが当日の画像から判別できるものの、机の上に置かれているだけであるし、そもそも店の名前は「ダイヤコーヒー」で、露店の前にデカデカと掲げられたポスターに描かれたキャラクターも「黒澤ダイヤ」であることから、まあ通りがかりにみたら関係ないと認識できないだろうなとは思う。

当日の机の上が写っている写真(矢印は筆者が加工)

そしてここでひどいのが抗体検査センター側は1/1の時点で既に店側から撤収を命じられていることである。何故撤収しなければならなくなったのか当人たちは理解できなかったのだろうか。

千本一側の説明

こちらは1/2〜1/3で抗体検査センターにイベントスペースを貸し出す予定だった千本一側の説明。1日目の1/2に抗体検査センター側に撤収を命じている。何故かツイートがスレッド形式じゃなくて引用ツイートで連投しているので参照性が悪すぎるので、先頭のツイートを埋め込んで残りは各ツイートからの引用(各文章ごとにリンクを記載)。

当店ではイベントスペースの貸出を行っていますが、昨年末に「ウイルス抗体検査センター」を名乗る方から利用申込をいただきました。 料金前払いで利用をはじめられたのですが、フォロワーさんから連絡を受けて初めて知った女将さんが、緊急連絡を下さり、[1]

「ダイヤさんの肖像を利用されているようだけど承認を得ているか確認してもらいたい」旨、指示がありました。利用者に確認したところ、「ファンが描いた絵を使っている。親しみやすいから」と説明がありました。[2]

それでは「公式コラボ店としての活動かと、誤解されるおそれがあるのでラブライブ!関連のものは撤去するように」お願いしたら、素直に順ってくれました。[3]

しかし、その後、ツイッターで、当店に申し込みした名称とは違う「ラブライブバー抗体検査センター」なる名称の使用があることがわかり、ファンの皆さまや関係者に誤解を与えるプロフィールと発信をしていることが判明しました。加えて、保健所許可や医療行為としても、[4]

非合法ではないようだけど、グレイな立ち位置で活動していることが明らかになりましたので、撤収をお願いし、翌日予定されていたスペース利用もお断りしました。 今後は、イベント利用者への事前聞き込みを徹底し再発防止に努めます。[5]

気づかって連絡を下さったり、アドバイスを下さった皆さまに心より御礼申し上げます。 恐懼謹白 店主 [6]

こちらもダイヤコーヒーと同じく「抗体検査センター」と名乗る団体が千本一側へイベントスペースを貸して欲しいと連絡があり貸し出したものの、実際に出店されたのは「ラブライバー抗体検査センター」だったというもの。

千本一はラブライブ!の公式コラボ丼も提供しており、さらに店全体として黒澤ダイヤ推しでやっているところなので、そこに黒澤ダイヤのイラストが掲出された露店が出ていると、店側の営業活動と混同される恐れは十分にあるものであり、掲出をやめるように指示するのは当然のことである。また一時的にラブライブ!関連の掲出をやめていたらしいというのも説明文から伺えるが、最終的にやっている検査行為自体がそもそもどうなんだという話に発展し、抗体検査センター側に撤収を命じている。

抗体検査センターの出店を許可した店は今回の件の被害者である

今回両店が行った説明から流れを伺うと、当初「抗体検査センター」という名称を用いて接触し、「ラブライバー」やラブライブ!のコンテンツを使うことを店側に説明しておらず、店側も当日まで把握できなかったということである。確かに最初から「ラブライバー抗体検査センター」と名乗る団体がいきなり店前のスペースを貸してくれと言われれば流石に貸し出すことは無さそうだが、「抗体検査センター」と言われると真っ当な組織っぽさがあり、なおかつ公的なイベントスペースとは違って個人商店の敷地を貸し出すだけなので貸し出し相手の調査や審査なども行うこともないだろう。今回はそういった相手の信用に対する審査が甘いところに漬け込んで起きた事件で、店側にはほとんど非はないだろう。実際今回両者とも事が分かった時点で店側は撤収を命じている。

抗体検査センターの関係者A氏について

昨日公開した記事で抗体検査センターの関係者は少なくとも2名おり、そのうちの一人がビジネス的なアドバイザーではないかという仮説を紹介した。しかしその後このビジネスアドバイザー(以下、A氏)のインターネット上での活動を追いかけていると、どうやら氏はこのセンターのアドバイザーという立ち位置ではなさそうということが分かってきたので記す。

A氏が普段どういった活動をしているのかは一言では説明しづらいのだが、主にセミナーの主催やアニメコミュニティの運営者として活動していることを公言していて、今回の「ラブライバー抗体検査センター」の運営に携わっていた。Twitter アカウントが存在し、抗体検査センターの Twitter アカウント(@nmz_koutaikensa) がツイートにつけていた「#沼津かがやかせプロジェクト」のハッシュタグをつけたツイートした最初の人物である。なおこのハッシュタグは抗体検査センターの登場以前は存在していないものだった。

また出店初日の1月1日には抗体検査センターによる出店情報のツイートを引用RTして「一緒にがんばっているよ」という旨のツイートを行っている(現在は関連のツイートを全て削除済み)。

キャプチャを撮るのが遅れて抗体検査センターのTwitterアカウントが消失した後のキャプチャ

また、抗体検査センターで行われていた「Twitterで宣伝するとイラストカードプレゼント」キャンペーンに乗ずるかたちで第三者がアップした画像に露店とともにA氏の姿が写り込んでいる。

右がA氏 メガネのフレームがプロフィール画像と一致している(画像の一部を筆者が加工)

また A氏 は note にビジネス基礎知識といったエントリーをいくつか記しており、その中に自己紹介を行っているエントリーがあるのだが、ここに気になる点があった。

どうやら彼は抗体検査キットを販売することを生業の一部としているらしいということである。

あっ(察し)

抗体検査キットはどこからきたか

さらに調べていくとこの検査キットとやらに関することが記述されているエントリー見つけることができた。このエントリーは彼が今年一年を振り返る内容なのだが、その中で彼が主催しているというアニメコミュニティに関する記述の部分に検査キットのことが登場する。

まあつまりあの検査キットはほぼ間違いなくA氏の人脈により手に入れたもので、それを今回の商売に利用したということでほぼほぼ間違いないであろう。だからといって何か問題があるというわけではないが、出どころが怪しすぎて怖いし、あと「格安」というのもどれほどのものなのか引っかかる点ではある。

なお、A氏は昨日の炎上後関係するツイートを消去して以降いまだだんまりを決め込んでおり、もしかしたらこのまま姿をくらますのかもしれないと思っていたが、LINEアカウントが生きているという報告がTwitterにあった。

どうやら彼らは「対策」をして再開するつもりがあるらしい。(まあ検査キットの在庫抱えてますわな)

「対策」が一体どういったことを指すのか現時点ではわからないが、そもそもラブライブ!というコンテンツを切り離さない限りどこに行ってもダメだろうし、切り離したとしてもあのような露店スタイルで成功するとも思えないのだが、はてさて。

また彼らの目的情報などがあればDMなどでお知らせください。